【デルタHFインテグラーレ】 AMOS社で当時のデザインで復活

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【デルタHFインテグラーレ】 AMOS社で当時のデザインで復活

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「ランチャ・デルタ」がWRCで活躍したことはモーターファンの間ではあまりにも有名なことですが、その「ランチャ・デルタHFインテグラーレ エボルツォーネ」が当時のエクステリアデザインで復活するということが注目されています。


「ランチャ・デルタ インテグラーレ(8V / 16V)」:ヒストリー

  • (出典:autocar.jp)

1986年、WRCの新レギュレーション、グループA参戦のために開発したのがHF4WDモデルです。量販車である「デルタ」をベースに、ターボエンジンと横置きフルタイム4WDを採用し、走行性能の向上を図ったモデルです。グレープAマシンは市販車がベースであることが規定されていたため、ランチア社は同年秋のフランクフルトショーには早くも発展型の「インテグラーレ」を発表しました。このモデルは「8V」と呼ばれる初代「インテグラーレ」であり、HF4WDをベースにしてはいるが、冷却性能を徹底的に改善していました。またフロントバンパー、ヘッドライト上部、ボンネット上にエアスクープを設け、ワイドタイヤを装着できるように、ブリスターフェンダーを採用していました。これらの装備でターマック用の幅広タイアに対応、195/55R15タイヤを標準装備していました。1988年もWRCでタイトルを取った「インテグラーレ」は、常勝を期すために2代目モデルの「インテグラーレ16V(クワトロバルボーレ)」を投入しています。1気筒当たり4バル ブの16バルブヘッドを採用するとともに、ブースト圧アップ、燃料噴射のインジェクター拡大を実施しました。これにより最高出力を200psを達成しました。エンジンフードには大型化したヘッドを収める巨大なパワーバルジが膨らまされています。「インテグラーレ」は、前後フェンダーをブリスター化によって拡幅、ターマック用の幅広タイアに対応したが、「16V」では更にホイール幅が1インチ拡大されて7J-15となっています。これに伴い205/50R15へのタイヤサイズアップ、インテリアの意匠変更、駆動トルクの前後配分の変更なども実施されています。また、HF4WD以来50:50だった前後トルク配分が「16V」からは47:53とされ、ややFR的な味付けになりました。


「デルタ インテグラーレ エボルツォーネ」:ヒストリー

  • (出典:carsensor.net)

1990年になると、ワークスのランチア・スクアドラ・コルセとして最後の年となる1991年シーズンに向けて、ワークスTTEセリカGT-Fourなどを向こうに回しての苦戦が予想された「デルタ・インテグラーレ」は、事実上のフルチェンジが施されることになりました。1992年にはエボリューションモデルである「HFエヴォルツィオーネ」が設定しています。各部の改良強化とともにボディデザインが大幅に変更され、最高出力も210PS(154kW)となっています。車体剛性が向上し、リアドアパネルと一体化されたブリスターが外観上の特徴となった(エヴォルツィオーネ以前はブリスターフェンダーとドアパネルを溶接)。このモデルから国内でいう「3ナンバーボディ」となり、足周りではピロボール式リンクなどの装備が搭載され、また5穴ハブに変更、角度調整のできるリアスポイラの標準装備化、そしてボンネットの張り出しはいっそう拡大し、ボンネット前部左右に更に小型のエアスクープが追加されています。またフロントブリスターフェンダーの後ろ側にはブレーキ周りの排熱を効率よく排出するためのダクト(市販車ではダミーパネルとなっています)が追加されています。なお、世界ラリー選手権5連覇の記念として、マルティニカラーストライプの限定車、「HFインテグラーレV」(5)が発売されました。後にダークグリーンメタリックの「ヴェルデ・ヨーク」を発表しています。


「デルタ インテグラーレ ボルツォーネII」:ヒストリー

  • (出典:sumally.com)

1993年に発売されましたが、完全な独立モデルとして継続販売されたものの、ラリーへの投入機会はありませんでした。燃料噴射がシーケンシャルとなり、最大出力は215PS(158kW)となりました。「エヴォルツィオーネI」と同形状のホイールだが15インチから16インチに変更されています。1994年、車体色を黄色とした220台限定の「ジアッラ」(黄色)と青メタリックに黄色のピンストライプの「ブルー・ラゴス」を発表(台数は215台)しています。内装色はベージュでした。1995年、最終ロットの限定車は、「ディーラーズ コレクション」と、日本市場向け「コレッツィオーネ」(コレクション、正式名称ランチア・デルタ・アッカエッフェ・インテグラーレ・エボルツィオーネ・ドゥエ・コレツィオーネ・エディツィオーネ・フィナーレ)となりました。レッドの車体の上面に、ランチアカラーの青と黄色のストライプを配したものとなりました。「コレッツィオーネ」の販売台数は、当初200台の予定でしたが、受注に対応し250台へ変更されました。


「ランチャ・デルタHFインテグラーレ エボルツォーネ」:スペック

  • (出典:motorz.jp)
  • 全長:3,900mm
  • 全幅:1,770mm
  • 全高:1,360mm
  • ホイールベース:2,480mm
  • 車両重量:1,320kg
  • 駆動方式:フルタイム4WD
  • トランスミッション:5速MT フロアシフト
  • 総排気量:1,995cc
  • エンジン:水冷直列4気筒DOHC
  • 最高出力:295ps/7,000rpm
  • 最大トルク:43.8kgm/4,500rpm
  • 1988年にはHF 4WDをベースに改良を加えたモデル、「デルタ HF インテグラーレ」が登場し、この年のWRCを優勝で飾りました。「デルタHF インテグラーレ」は、1992年にワークスが解散されるまでの間、毎年のようにWRCのタイトルを獲得し続け、最終的にはHF 4WDとして1987年のタイトルを獲得してから、1992年に活動を終えるまでの6シーズンで、6つものワールドタイトルを獲得するという偉業を成し遂げたのです。

「ランチャ・デルタHFインテグラーレ(AMOS仕様)」

  • (出典:zero2turbo.com)

今回、復活を遂げることになる最新モデルを手掛けるのは、イタリアの「AUTO MOBILI AMOS」社で、その公開されたティザーによれば、ボディはカーボンファイバー製のパネルを採用するということです。そのために車両重量は1,250kgに抑えられています。

  • (出典:zero2turbo.com)

その変更点は4ドアから2ドアに変更する大きな点を含め、1000以上の変更が加えられているようです。

  • (出典:zero2turbo.com)

インテリアもニューデザインとなるようで現代にアレンジされたものとなるようです。

  • (出典:zero2turbo.com)

そして、パワーユニットは330bhpオーバーのエンジンを搭載予定です。ドナーとなるマシンは「ランチャ・デルタ HFインテグラーレ16Vエボルツォーネ」です。価格は3,860万円~となっています。

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管理人:CIMASHIMA

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幼い頃に近所にあったDR30スカイラインのスーパーシルエット仕様に衝撃を受けて、車の魅力に取りつかれる。その後、行きつけの駄菓子屋のオバちゃんが910ブルーバードnismoバージョンを購入し車好きが加速。そして、憧れだったDR30を免許取得後に購入し、イジって乗り回すもエンジンブローで最期を迎えてしまう。今となっては思い出となるも旧車やカスタムマシンなど、今も気になるマシンは数知れず。そんな世界の名車やカスタムマシンたちの情報をお届けするブログです。

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