【トミーカイラ・M30】日本初コンプリートのR31スカイライン

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【トミーカイラ・M30】日本初コンプリートのR31スカイライン

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「トミーカイラ・M30」というモデルは、日本初の公認チューニングカーとしてクルマ好きでは有名なモデルです。ちなみ日本初の公認チューニングメーカーの代表となった「富田義一氏」は、レーシングカーエンジニアの「解良(カイラ)喜久夫」氏と共に誕生させた自社ブランドが「トミーカイラ」です。

  • (出典:www.superhero-co.com)

そして、1988年4月に「R31型:スカイライン」をベースにした日本初公認チューニングカーとして販売されたコンプリートマシンが「トミーカイラ・M30」でした。

  • (出典:www.superhero-co.com)

このコンプリートカーは、「トミーカイラ」社がオーストラリア向け車両に搭載されていた3,000cc SOHCの「RB30E」型エンジンのシリンダーブロックを流用し、「RB20DE」型エンジンのヘッドを組み合わせた3,000cc DOHCエンジンを搭載し、さらにサスペンションシステム、エクステリアデザイン、インテリアデザイン、エキゾーストまで細部に至るまでカスタマイズされたコンプリートカーであり、「トミーカイラ・M30」として市販されました。

  • (出典:www.superhero-co.com)

このモデルが日本初の公認チューニングカーといわれるのは、もちろん運輸省による公的な認可を受けた合法改造車として販売されたことにあります。大変貴重なモデルといえるのは、限定200台という発表でしたが、生産台数は約30台にとどまり、この「トミーカイラ・M30」は日本での現存が8台以下(R31HOUSE調べ)ということにあります。また同じくコンプリートカーとして「RB20DE」を搭載した「トミーカイラ・M20」も存在しました。こちらも生産台数30数台という稀少車種です。


「日産:スカイライン(R31型)とは」

1985年(昭和60年)にデビューしたR31型スカイラインは、RB型:直列6気筒DOHCエンジンを搭載したこともあり、シルエットフォーミュラでサーキットに戻ってきたDR30スカイラインの後継として「RS(R30型)」⇒「GT-R」の復活に期待がかかっていました。そのような中、「GT-R」への懸け橋ともいえる最強の1台が、「R31型」から登場することになりました。それが、1987年(昭和62年)にグループAレースのホモロゲーションを獲得するために、800台限定で生産された「GTS-R(HR31型)」でした。このモデルは、エンジンを「RB20DET-R」としステンレス製のエキマニや専用タービンなどを装備していました。


「エクステリアデザイン」:サイドラインが特徴的

「トミーカイラ・M30」のエクステリアデザインは、オリジナルの「R31型:スカイライン」と比較すると大幅な変更はなく、サイドに入ったホワイトのストライプ、トミーカイラホイール、そして、フロントグリル、リアエンドはエンブレム変更くらいです。


「搭載されたパワーユニット・M30(RB30DE)とは?」

「トミーカイラ・M30」に搭載されていたパワーユニットは「M30」という型式となっています。エンジンのスペックとしては「RB30E」のエンジンブロックに「RB20DE」のツインカムヘッドを組み合わせた仕様で排気量は、約3.0リットル (内径×行程:86.0mm×85.0mm、2,982cc)となっています。

  • (出典:www.superhero-co.com)

本来の命名法則からすれば「RB30」となりますが、運輸省への型式認定届けが「トミーカイラ」社に依って行われたため正式なエンジン型式は「M30」となっているようです。この「トミーカイラ・M30」に搭載されたエンジンは、DOHC 24バルブ 自然吸気型(NA)、最高出力:240PS / 7.000rpm、最大トルク:30.0kgm / 5.200rpmの仕様です。シングルカムの「RB30E」のシリンダーヘッドを「R31型:スカイライン」ベースでは「RB20DE」のシリンダーヘッドに換装し、「R32型:スカイライン」ベースでは「RB26DETT」のシリンダーヘッドを移植しツインカム化したエンジンとなっています。


「トミーカイラ・M30」:スペック

  • 年式:1988年
  • 型式:HR31改
  • 全長 × 全幅 × 全高:4,660mm × 1,690mm × 1,360mm
  • ホイールベース:2,615mm
  • トレッド(F/R):1,425mm / 1,420mm
  • 車両重量:1,360kg
  • エンジン型式:RB30DE(M30)
  • エンジン形式:直列6気筒 DOHC
  • 排気量:2,962cc
  • 最高出力:240PS / 7.000rpm
  • 最大トルク:30.0kgm / 5.200rpm
  • 駆動方式:FR
  • トランスミッション:5MT
  • サスペンション(F/R):ストラット / セミトレーリングアーム
  • ブレーキ(F/R):ベンチレーテッドディスク / ベンチレーテッドディスク
  • タイヤサイズ(F/R):205-65R-15 / 205-65R-15

「中古車価格」

限定モデルのコンプリートマシンであり、現存数が10台以下といわれている「トミーカイラ・M30」は、流通することは皆無ですが、現在では中古車として170万円~ASKとなっているようです。800台限定モデルの「スカイライン GTS-R(HR31型)」よりも目にすることは難しいモデルといえるかもしれません。

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管理人:CIMASHIMA

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幼い頃に近所にあったDR30スカイラインのスーパーシルエット仕様に衝撃を受けて、車の魅力に取りつかれる。その後、行きつけの駄菓子屋のオバちゃんが910ブルーバードnismoバージョンを購入し車好きが加速。そして、憧れだったDR30を免許取得後に購入し、イジって乗り回すもエンジンブローで最期を迎えてしまう。今となっては思い出となるも旧車やカスタムマシンなど、今も気になるマシンは数知れず。そんな世界の名車やカスタムマシンたちの情報をお届けするブログです。

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