【フェラーリ】史上最高額で取引された1963年モデルのスペック

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【フェラーリ】史上最高額で取引された1963年モデルのスペック

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世界のスポーツカーの代表格として挙げられる「フェラーリ」は、過去のモデルから最新モデルに至るまでデザイン、ポテンシャル、エンジンサウンド、モータースポーツにおける活躍など、各モデルにもファンがおり、そのブランド名を知らない人はいないといえるほど、有名な自動車ブランドといえます。そのフェラーリにおいて価値が高まっているのがヴィンテージモデルです。とりわけ「フェラーリ・250GTO」は、毎回、オークションに出品されるたびに非常に高値で取引されています。そして、今回「フェラーリ」史上最高額で取引されたというのです。その額、「5.200万ポンド(76億円)」です。

そもそも、「フェラーリ・250GTO」とは、「世界スポーツカー選手権」を制するために1962年に先代モデルの「フェラーリ・250GTベルリネッタSWB」の空力的弱点を改良したモデルでした。モデル名の「250」は、250cc×12気筒=3,000ccエンジン(実際には2,953cc)を示しており、「GTO」は「Gran Turismo Omologato(グラン・ツーリスモ・オモロガート)」の頭文字で、GT選手権用として公認(ホモロゲーション)を取得したモデルという意味があります。そして、いくつかのエンジンバリエーション違いを含め39台だけが作られており、「連続した12か月に100台以上生産」というGT選手権参戦基準(ホモロゲーション)を受けるにはほど遠い状態でした。しかし、フェラーリ側はSWBのバリエーションと説明し、SWBの生産台数230台とあわせて100台を超えていると主張したのでした。当時のGTレギュレーションでは、ホモロゲーションを受けるにはボディ形状は決まっておらず自由とされており、たとえ1台ずつ形状が違っていてもルール違反にはならなかったのです。「フェラーリ・250GTベルリネッタSWB」にはオールアルミボディ、6連キャブレター、5速ミッションなどのオプションが巧みに設定されていたため、フェラーリ側からの申し入れが認められ、「フェラーリ・250GTO」はホモロゲーションを取ることに成功したのでした。

  • (出典:www.autocar.jp)

では、今回の「フェラーリ・250GTO」が最高額を記録する価値はどこにあったのでしょう。もちろん生産台数が少なく希少だということもありますが、「AutoClassics」によればこの1963年式モデルの「フェラーリ・250GTO」は、製造翌年のツール・ド・フランスで優勝したという経緯にとどまらず、その後55年間で事故歴が一切ないことから評価が高まったというのが、理由です。

購入者であるアメリカ人実業家の「デイビッド・マクニール」氏は、フェラーリのコレクターとして知られ、現在はクルマを悪天候から守るアクセサリーパーツメーカーの「ウェザーテック」社でCEOを務めています。このクルマをレストアをしたのは、フェラーリのプロフェッショナル・レストアラーとして知られるイギリスの「DKエンジニアリング」社です。この個体については、1990年代に作業を行っているようです。しかし、「デイビット・マクニール」氏は、ドイツ人レーシングドライバーの「クリスチャン・グレーゼル」氏から購入したようです。それにしても、1963年のル・マン24時間やアンゴラン・グランプリなどのレース史において、一度も事故を起こしていないというのは驚異的な記録です。最近ではニコラス・スプリンジャーが1997年から2000年の間にグッドウッド・リバイバルにも出場しています。

  • (出典:jp.autoblog.com)

ちなみに、このクルマの次に高価なクルマは、やはり「フェラーリ・250GTO」ですが、「3.075万300ポンド(当時39億円)」でした。この個体は、2014年8月14日にアメリカのカリフォルニア州カーメルにあるクアイルロッジ&ゴルフコースで行われたボナムス・クアイルロッジ・オークションで、落札された額でした。出品されていた個体は、サンマリノにあるマラネロ・ロッソ・ミュージアムが所有してした「S/N:3851GT」でした。当初は「ジョー・シュレッサー」氏がドライブし1962年のツールド・フランスで総合2位に入る活躍を見せた個体でした。経緯としては、その後イタリアのプライベーターが譲り受け、1965年にマラネロ・ロッソ・ミュージアムを率いる「ファブリッツィオ・ヴィオラッティ」氏が購入し49年間所有してきたものでした。

なお、史上最高額車10台のうち、フェラーリは7台を占めています。そのうちの3台が「フェラーリ・250」のバッジをつけているというから驚きです。フェラーリ以外では、レーシングカーの「メルセデス・ベンツW196」が2013年のオークションで「2.388万600ポンド(当時29億円)」の値がついています。


「フェラーリ・250GTO」:スペック

  • (出典:www.autocar.jp)
  • 製造年:1962年 – 1964年
  • 排気量:2,953cc
  • エンジン形式:水冷60度 V型12気筒 SOHC
  • 最高出力:300HP / 7.500rpm
  • 全長:4,320mm
  • 全幅:1,675mm
  • 全高:1,195mm
  • ホイールベース:2,400mm
  • 車両重量:1,000kg
  • 最高速度:251km/h(ベースモデル)

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管理人:CIMASHIMA

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幼い頃に近所にあったDR30スカイラインのスーパーシルエット仕様に衝撃を受けて、車の魅力に取りつかれる。その後、行きつけの駄菓子屋のオバちゃんが910ブルーバードnismoバージョンを購入し車好きが加速。そして、憧れだったDR30を免許取得後に購入し、イジって乗り回すもエンジンブローで最期を迎えてしまう。今となっては思い出となるも旧車やカスタムマシンなど、今も気になるマシンは数知れず。そんな世界の名車やカスタムマシンたちの情報をお届けするブログです。

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