【ダットサン:フェアレディ】SRL311改SR20スワップ仕様

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【ダットサン:フェアレディ】SRL311改SR20スワップ仕様

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「日産:フェアレディZ」といえば、日本を代表するスポーツカーとして長年、ファンを魅了してきたモデルです。その「フェアレディZ」のルーツとなるモデルが、1967年にデビューした「ダットサン・フェアレディ(SP310系 / SR311系)」です。「Z」が付く前の初代:「フェアレディ」です。そして、「SR311 / SRL311」の「フェアレディ」のベースモデルの「SP310」は1962年にデビューし、第一回日本グランプリでクラス優勝を果たすポテンシャルを持っていました。そして、派生モデルの「SR311」は、世界のライトウエイトスポーツをリードする高性能マシンとして登場。当時のスポーツカーの代表モデルである、イギリスの「トライアンフ」や「オースティン」、「MG」などを凌駕する性能にコストパフォーマンス良さが重なり、とくにアメリカ市場での評価が高いモデルとなりました。

  • (出典:car.biglobe.ne.jp)

1967年3月に「フェアレディ1600」に追加されるかたちで「フェアレディ2000(SR311型)」に発売されたわけですが、すのポテンシャルはソレックス製のキャブレター2基を備えた新設計の直列4気筒SOHCの1,982cc、U20型エンジンを搭載していました。このエンジンスペックは最高出力:145ps/6,000rpmというもので、ハイパワーなエンジンを搭載。そして、組み合わせられたトランスミッションは、ポルシェタイプシンクロを持った5速トランスミッションを搭載していました。車体のポテンシャルは、最高速度は205km/hであり、国産初の200km/hオーバーカーとなり、高性能車としても注目を浴びることとなりました。


「ダットサン・フェアレディ(SRL311型)」:スペック

  • 年式:1968年
  • 型式:SRL311
  • 全長 × 全幅 × 全高:3,955mm × 1,495mm × 1,325mm
  • ホイールベース:2,280mm
  • トレッド(F/R):1,275mm / 1,200mm
  • 車両重量:960kg
  • エンジン型式:U20
  • エンジン形式:直列4気筒 SOHC SUツインキャブ(ソレックス製キャブ:SR311型)
  • ボア × ストローク:87.0mm × 82.0mm
  • 排気量:1,982cc
  • 圧縮比:9.0
  • 最高出力:135PS / 6.000rpm(145ps:SR311型)
  • 最大トルク:17.0kgm / 5.000rpm(18.0kgm:SR311型)
  • 駆動方式:FR
  • トランスミッション:5MT
  • サスペンション(F/R):ダブルウィッシュボーン / リーフリジット
  • ブレーキ(F/R):ディスク / ドラム
  • タイヤサイズ(F/R):5.60S-14-4PR
  • 最高速:205km/h

「ダットサン:フェアレディ(SRL311)改」:SR20搭載

今回のカスタムマシンとしてベースとなった「ダットサン・フェアレディ(SRL311)」は、オリジナルのポテンシャルにおいても車重910kgに最高出力:145psのエンジンということなので、今でもじゅうぶん通用しそうなスペックですが、実際には乗れる状態を維持する面でも輸出仕様ということだけでなく、1960年代のモデルゆえにメンテナンス用パーツも手に入れることは困難という状況。そういうことも含めて、実用性を兼ねてチューニングマシンを製作したということです。

  • (出典:option.tokyo)

チューニングマシンとしてカスタマイズされたのは、オリジナルエンジンがブローしてからということだそうです。当初から「日産:SR型」エンジンを搭載を計画していたものの、その頃はまだ「SR20」型エンジンはデビューしたてで安い中古品が出回っていなかったそうです。そこで、最初に積まれたのが「日産:FJ20型」エンジンだったようです。ボアアップキットを組み込み、2.2L化しキャブチューンを施していたようですが、このチューンドエンジンもブローしてしまい「SR20」型エンジンをスワップしたようです。

  • (出典:option.tokyo)

最初の仕様は、キャブ仕様で通常の「SR20DE」エンジンを搭載し、その後、可変バルタイの「SR16VE」エンジンヘッドを移植。さらにその後、東名パワードのスロットルとフルコン(レイテック)を使ってインジェクション化したとのことです。腰下はFR用の「SR20」型エンジンブロックにRNN14クランク、SR16VEのピストン、旋盤で軽量加工したコンロッドをくみ上げています。そこに面研したVEヘッドを組み合わせて圧縮比は11.5:1前後としており、VEヘッドはIN&EXに可変バルタイ&可変リフト機能を搭載しており、通常のSR20DEよりも全域でパワーアップを可能としているということです。組み合わされるトランスミッションはSR20用を装着しています。

  • (出典:option.tokyo)

スロットルは東名パワード製で、ポートはフィーリング重視で段差を撮る程度の加工がなされています。

  • (出典:option.tokyo)

制御は東名パワードのレイテックによるもので、インジェクション化により不調を解消しています。

 

  • (出典:option.tokyo)

インテリアデザインで注目は、パルサーGTi-Rのメーターパネルをインストールしているところで、違和感を出さぬよう、革とアルミパネルでダッシュボードのイメージ一新しています。

  • (出典:option.tokyo)

トランクに移設されたヒューズボックスは、建築用のヒューズやリレーの組み合わせで作られているようです。スペースの問題と重量配分の改善のため、バッテリーもトランクにマウントしています。

  • (出典:option.tokyo)

Z32型フェアレディZのブレーキキャリパーを前後で装着しています。また15インチホイールが履けるよう、流用ローターは外径加工を施しています。

  • (出典:option.tokyo)

外観は大きくいじらずという考え方で仕上げているが、スペースと熱対策のためボンネットはさりげなく作り直されているようです。

  • (出典:option.tokyo)

マフラーは純正形状の社外品で、燃料タンクは補修目的で製作したステンレスのワンオフ品となっています。


「ダットサン:フェアレディ(SRL311)改SR20搭載」:スペック

  • (出典:option.tokyo)

SR20DEエンジンブロック、SR16VEエンジンヘッド、RNN14クランク、SR16VEピストン、東名パワード製スロットル、フルコン(レイテック)、社外マフラー、ワンオフ燃料タンク、SR20用トランスミッション、Z32フェアレディZ用ブレーキキャリパー前後、ブレーキローター加工、ボンネット加工、パルサーGTi-R用メーターパネル改ダッシュパネル…etc

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管理人:CIMASHIMA

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幼い頃に近所にあったDR30スカイラインのスーパーシルエット仕様に衝撃を受けて、車の魅力に取りつかれる。その後、行きつけの駄菓子屋のオバちゃんが910ブルーバードnismoバージョンを購入し車好きが加速。そして、憧れだったDR30を免許取得後に購入し、イジって乗り回すもエンジンブローで最期を迎えてしまう。今となっては思い出となるも旧車やカスタムマシンなど、今も気になるマシンは数知れず。そんな世界の名車やカスタムマシンたちの情報をお届けするブログです。

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