【ボンネビル・ソルトフラッツ】記録更新スピードウィーク2018

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【ボンネビル・ソルトフラッツ】記録更新スピードウィーク2018

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最も有名な世界最高速チャレンジイベントといわれる、「ボンネビル・ソルトフラッツ・スピードウィーク」ですが、2018年の今年は新たな世界最高記録が誕生しています。オートバイの世界記録も更新され話題となりました。


「オートバイ:Team38・NinjaH2」

それは、「川崎重工」の開発者やテストライダーなどで結成されたレーシングチーム「Team38」が2018年8月11日から17日にかけてアメリカ・ユタ州で開催されたモータースポーツイベントボンネビルスピードウィークのP-PB1000クラスにブラッグシップモデル「NinjaH2」で出走し、世界最速記録となる時速:「209.442マイル(時速337.064km」)を樹立したというものでした。ちなみに「Team38」の「NinjaH2」は、8月14日に時速:「211.621マイル(時速340.571km)」、続く8月15日に時速:「207.263マイル(時速333.557km)」をマークしており、二日間の平均となる時速:「209.442マイル(時速337.064km)」が参戦クラスにおける世界記録と認定され、「NinjaH2」の性能の高さを証明しました。


「チーム・ベスコ(Vesco):タービネーターⅡ(Turbinator II)」

そして、自動車部門においても記録が樹立されたということです。その速度は、時速:「483マイル(777km/h)」です。それでも目標は時速500マイル=804km/hだった、とのことです。開催地となるボンネビル・ソルトフラッツはその名の通り塩の平原で、これは塩湖が干上がったもので、見渡す限りの平原で最高速チャレンジに最適な環境ということもあり、1912年から開催され現在に至るまで世界中から「世界最速」を目指す個人やチームが集結することで知られます。現在のスピードウィークではエンジンの種類や排気量など数十種類のカテゴリ分けがなされており、50ccのオートバイからロケットカーまでが記録を競うチャレンジとなっています。 ただし、レースの開催時から今日まで、あくまでも草レース(アマチュアレース)の域を脱していないというのも事実です。理由は湖面の標高が約1282mという高地で、空気中の酸素濃度が平地より薄い事から特殊なエンジン設定を参加車両に施す参加者が多い事、海水よりも高塩分濃度の湖水の水分が、夏季の高気温で蒸発して固まった厚さ数十センチの塩の塊の上で行われる等で、ギネス級の特殊な速度記録を除いては未だ国際的なモータースポーツ連盟などからは世界的な公式記録には認定されていない記録が多いのです。それでもこのレースイベントが世界的に有名な理由は、バート・マンローやミッキー・トンプソンなどの伝説的なレーサーが華々しい記録を樹立していることから、世界中のスピード狂とも言われるモータースポーツファンから絶大な支持を受けていることにあります。また、このレースからボンネビルの名を冠した車やオートバイも多数存在しています。

そして今回、世界最速を更新したのは、「チーム・ベスコ(Vesco)」のマシン、「タービネーターⅡ(Turbinator II)」です。

ヘリコプターに搭載されるタービン・エンジンを使用したものですが、多くの(最高速チャレンジ用の)マシンのようにタービンエンジンを推進用のスラスターとして使用するのではなく、車輪を回転させるための動力として用いているのが特徴です。車体は一番上の画像の通り前面投影面積を極端に抑えたもので、しかし安定性を重視して細長いシルエットです。


「フォルクスワーゲン:ジエッタ」

そして、さらに「フォルクスワーゲン」の小型乗用車「ジエッタ」も記録を樹立しました。その「ジェッタ」のカスタムは、「EA888型」の2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを、フルチューンした仕様で、最大出力600hpを誇るものでした。

「フォルクスワーゲン」は、この「ジェッタ」で最高速記録に挑戦し、338.15km/hを計測しています。「SCTA(南カリフォルニアタイミング協会)」のブラウンガスクーペクラスの335.5km/hの記録を上回ったことが認定された、としています。


「自転車:デニース・ミューラーコレネク」

さらに、アメリカ人女性がレーシングカーに先導されて走る自転車の記録に挑み、平均最高時速:「183.9マイル(約296キロ)」の世界記録を達成していました。それまでの世界最高記録はオランダ人男性の「フレート・ロンペルベルフ」さんが1995年に達成した、「167マイル」でした。ちなみに183.9マイルのスピードは、チーターの走る速さのおよそ2倍に相当するスピードです。そして、世界記録を達成したのは3児の母でもある「デニース・ミューラーコレネク(45)」さんでした。湖の跡にできた平原ボンネビル・ソルトフラッツで、レーシングカーと特別仕様の自転車を使って記録に挑戦し、それまでの最高記録保持者だった「フレート・ロンペルベルフ」さんも、同じ場所で、同じ方法によって「167マイル」を出していました。先導するレーシングカーにロープでつながれた「デニース・ミューラーコレネク」さんは、時速およそ「90マイル」まで加速し、そこでロープを外し、そのまま自転車をこいで、4マイルから5マイルの区間で平均最高時速:「183.9マイル(296キロ)」を記録したということです。

また、万が一転倒した場合のために、重さ約3.6キロのレザージャケットを身に着け、目を保護するためにヘルメットをかぶってチャレンジしており、自転車をこぐスピードが先導するレーシングカーに追いつけなくなれば、風によって後方に吹き飛ばされる恐れがあり、危険な挑戦でした。「デニース・ミューラーコレネク」さんの経歴としては、10代の時に自転車の全米レースで15回優勝した実績を持つ元チャンピオンでした。その後は家業や子育てのために自転車レースから離れていました。

息子の1人はゴールで母を出迎えた、記録達成の瞬間をビデオに収めました。「デニース・ミューラーコレネク」さんはこのビデオの中で、「私たちは限界を打ち破ったと思う」と喜びを語ったということです。

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管理人:CIMASHIMA

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幼い頃に近所にあったDR30スカイラインのスーパーシルエット仕様に衝撃を受けて、車の魅力に取りつかれる。その後、行きつけの駄菓子屋のオバちゃんが910ブルーバードnismoバージョンを購入し車好きが加速。そして、憧れだったDR30を免許取得後に購入し、イジって乗り回すもエンジンブローで最期を迎えてしまう。今となっては思い出となるも旧車やカスタムマシンなど、今も気になるマシンは数知れず。そんな世界の名車やカスタムマシンたちの情報をお届けするブログです。

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