【岩井勇気】愛車のカワサキ500ssカミナリマッパハライチ仕様

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岩井勇気】愛車のカワサキ500ssカミナリマッパハライチ仕様

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お笑いコンビ「ハライチ」の「岩井勇気」さんは、お笑い芸人としてだけでなく、俳優、エッセイストとしても幅広く活躍されています。その「岩井勇気」さんが、車やバイク好きということは有名です。今回は、「岩井勇気」さんの愛車「カワサキ・マッハ3(Mach III)」に注目です。


「岩井勇気さんのプロフィール」

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  • 名前:岩井 勇気(いわい ゆうき)
  • 生年月日:1986731
  • 職業:日本のお笑いタレント、エッセイスト、MC、ボーカル、俳優、お笑いコンビ・ハライチのボケ・ネタ作り担当である。相方は澤部佑
  • 所属事務所:ワタナベエンターテインメント
  • 出身地:埼玉県上尾市
  • 血液型:O
  • 身長:171cm
  • 最終学歴:埼玉県立伊奈学園総合高等学校
  • 作品:『僕の人生には事件が起きない』(エッセイ、新潮社)

「カワサキ・500SS(マッハIII)」:概要

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1960年代は、世界最速の称号をイギリス車が持っていましたが、カワサキがその称号を奪取するために出した回答が「カワサキ・500SS(マッハIII)。2スト並列3気筒という実に個性的なエンジンを持つこのモデルは、1968年のモーターショーで発表された。この500SSの開発が始まったのは1967年夏。カワサキは、メインの市場となるアメリカのライダーの本質を知ろうと、徹底的に現地調査を行なう。調査の方法としては、将来のモーターサイクルに期待していることをアンケートで収集した。その結果得られたのは“世界一の加速性能と最高速度を有する”という内容だった。ゼロヨンレースなど、絶対的な加速力とスピードを求めるアメリカ人の気質が表れた結果でした。それゆえに最高速度190km/h以上、ゼロヨン12秒台、最高出力50psでリッターあたり120ps。カワサキ開発陣が調査結果をもとにニューマシンに与えた課題でした。こうして、世界最強にして最速のマシンの誕生に向け、開発がスタート。開発コードは“N100″、基本方針は性能を犠牲にしてまでコストダウンは絶対にしないという性能第一主義で、開発者たちの並々ならぬ意気込みのもと開発が進められた。そのときすでにバイク界では、レース用として、中央のシリンダーを水平に、両側のシリンダーを前傾させたL型3気筒エンジンが存在していました。このエンジンはリッター120psを発揮していたが、冷却効率が決していいとはいえなかった。一方で、試作エンジンとして並列3気筒エンジンも存在していたが、リッター85psだったということです。カワサキは双方に量産車用の外装パーツや補機類を取り付け、風洞実験を行ない、シリンダーピッチやフィン長、そして前傾角度など、あらゆる仕様を変更してテスト。その結果、並列3気筒が多くにおいてすぐれていると判断。採用するエンジンは、並列3気筒で排気量500㏄と決まった。またマフラーについてですが、開発過程においてアメリカ側から3本出しはアンバランスとの意見も挙がったこともあった。そのため、中央シリンダーに取り付けられるエキゾーストパイプを左右に分け、4本出しのレイアウトも試作される。しかし、性能面では3本出しの方が勝り、性能第一主義を押し通してきたカワサキは、マフラーのレイアウトを3本出しに決定。こうして車体設計も含め、試行錯誤の末、1968年9月、明石にて市販量産車が誕生。500SSは車体に対して完全にエンジンが勝っていたため、“ジャジャ馬”といわれるほど、エキサイティングな走行性能を見せた。また、リッターあたり120psをたたき出すエンジンは“まるで化け物のよう”と評され、お世辞にも乗りやすいとはいえず、まさに乗り手を選ぶといった言葉がふさわしいモンスターだったのです。そして、トップスピードは時速200km、ゼロヨン加速で12.4秒を誇った500SS(マッハIII)は、同年に発表されたホンダ・CB750とともにメイドインジャパンのモーターサイクルのイメージを変えた、歴史的な1台となりました。

特徴的な500SSのエンジンは点火方式にCDI方式を採用。これは量産二輪車としては世界初のことで、プラグには沿面プラグを選択する。これにより超高電圧を発生させ、通常のプラグと比較して2倍のスパークを飛ばし、シリンダー内の残留ガスを燃焼。パワーアップに貢献すると同時にプラグのかぶりなどを最小限に抑えた。また、A1時代から熱対策に異常な執念を燃やしていたカワサキは、シリンダーヘッドのフィンを深く設計。さらに、合金製のシリンダーブロックと鋳鉄スリーブを強固に融合。その結果、効率的な熱伝導と放熱性を持たせ、冷却効果を高めた。このようにエンジンには、当時としては最先端の技術を採用するなど、さまざま工夫がされている。さらに、軽量な車体もあって、爆発的なパワーフィールを発揮。「3速までウイリーしっぱなし!」、 「白煙を噴きながらホイールスピン」など、数々のマッハ伝説を残したことも有名です。海外仕様としては68年、国内仕様としては69年に登場した500SS。その後は、主にフレームに改良が加えられながら、75年式を持って生産終了となる。北米市場向けに輸出された、初代モデルは白タンクにブルーライン、ニーグリップ部分にエッジの効いたプレスラインを持つ、俗称「エグリタンク」を搭載するのが特徴。

初代H1に搭載されるKAEエンジンは、点火システムに四輪車のようなディストリビューターを採用。

ハンドルはヨーロッパ仕様やオプションで設定されていた一文字ハンドルを装備。1969年型の国内仕様メーターは日本精機製で通称「赤ベタ」。1970年型以降は80km/h以上が赤色表示となる。


「カワサキ・500SS(MACHIII)」:モデル一覧

1969年モデル:H1AK

リッター120PSを発生する2ストローク3気筒エンジンを搭載したマッハ3。刺激的な加速と高速性能を持ち、世界に「カワサキ」の名を知らしめたマシン。

輸出モデルは1968年9月に白地に紺のストライプで発売され、初代の国内仕様は翌年1969年9月に黒いタンクで発売された。


1970年モデル:H1

ディストリビューターにゴムキャップと水抜き穴を新設し、雨天時のリークを防止。数種類のカラーバリエーションがでた。


1971年モデル:H1A

基本的に「H1」と同じだが、タンクの”エグリ”が無くなった。


1972年モデル:H1B

750SSと同様のアルミのアウターチューブを採用した36パイフロントフォークとディスクブレーキを移植。カラーリングは通称「レインボーカラー」と呼ばれた。点火方式もCDIから3ポイントバッテリー方式に変更になった。


1973年モデル:H1D

フレームを新設計し、ホイルベースを10mm延長する事によって操縦安定性が向上。吸排気系の変更で最高出力は59馬力に抑えられた。外装も、タンク形状が変わりシートカウルが新設された。


1974年モデル:H1E

フレームのジオメトリーも変更され落ち着きのあるハンドリングとなった。リメイクされたマグネットCDI点火を採用。マルーン系の渋いカラーリングとストライプのないシートカウルが特徴。


1975年モデル:H1F

「500SS」としての最終型。「マッハ3」の名前が消えており、半透明のブレーキマスターシリンダーが特徴。また、通称「ボードストライプ」といわれるラインが入っているのも特徴だ。


「カワサキ・500SS(マッハIII)」:スペック

  • 年式:1969年
  • 全長×全幅×全高:2,095×840×1,080mm
  • 軸距:1,400mm
  • エンジン形式:空冷2サイクル3気筒
  • 総排気量:498cc
  • ボア×ストローク:60mm×58.8mm
  • 圧縮比:6.8
  • 最高出力:60ps/7,500rpm
  • 最大トルク:5.85kgm/7,000rpm
  • 始動方式 :キック式
  • 変速機:5速
  • タイヤ前/後:3.25-19/4.00-18
  • ブレーキ形式 前:ドラムブレーキ
  • ブレーキ形式 後:ドラムブレーキ
  • 発売当時価格:29万8,000円

「岩井勇気さんの500SS(MACHIII/カミナリマッパ)」

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お笑いコンビ「ハライチ」の「岩井勇気」さんの愛車は、当時、世界最速だった名車「カワサキ・500SS(MACHIII)」。カミナリマッパと呼ばれたマッハスリー。アクセル全開3速までウィリー、白煙マシン、真っ直ぐ走らない、曲がらない、止まらない、直線番長、じゃじゃ馬など多くの語り草のあるマシンとして有名です。「岩井勇気」の愛車はフルオリジナルのコンクリートコンディション。初期型のホワイトに紺色のストライプが入った、エグリタンクのモデル。

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